Crazy For dos and don'ts

音を楽しむことを。日々の無常を。心の遊びを。

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池田信夫先生の記事「Be Evil!」より

 ヒットはまぐれで、それをいくら分析しても、
 どんな法則も帰納することはできない。
 もし「名曲の法則」があったとすれば、
 すべての音楽家がモーツァルトになれるだろう。


それにトラックバックしたteruyastarはかく語りきさんの
Mutually exclusive dichotomy ruleという記事より

 「名曲の法則」は存在すると思う。
 すばらしい作曲家はいつの時代も感情のこもった素晴らしい曲を書く。
 そういう「名曲」はたくさんある。
 ただ「名曲」がヒットするかどうかが別の話なのだ。


池田信夫先生に半分賛成。名曲に法則はないと思う。
なぜならモーツァルトに皆なれないから。
ただ「ポップスの法則」ならあると思う。
(後者のエントリーも一読の価値あるけど、
今回はここに焦点を絞って。)

聞きやすいメロディ、耳なじみのいいコード進行、
歌詞が聞き取りやすいか否かなど。
それに今読んでいる最中だが、
バークリー音楽メソッドなんてものもある。

平井堅 「FAKIN’ POP」。
2008年3月。
最近出たばかり。

聞いて思うのは、
堅さんって、やっぱりひねくれものなんね。
って感じかな。

たぐいまれなポップスを作る人って、
すごいひねくれものが多かったって、
20年くらい前どっかの雑誌で書いてあった。

「ロング・ヴァケーション」の大滝詠一さん、
サザンの桑田佳祐さん、
「Sparkle」の山下達郎さん、
みなかなりのひねくれものだ。

桑田さんと山下さんのラジオ聞いて
いたが、半端じゃないマニアックさ。
その当時(学生運動なんてあったね)
感情を音楽に比較的ストレートに
込められるフォーク、ロックと比べて
ひねくれものにならざるを得ないのか?

これは、なんとなく自分がそう思うところから。

もう一つ。
渋谷陽一の「ロックは語れない」
山下達郎氏が、自分の「意固地」さに
ついて「バンド時代の屈辱感」が原因
だと言っている。

「僕の音楽の様なスタイルっていうのは
結局ロックの中で一番弱い立場にいるから。
僕はイージーな商業主義って嫌いなんですよ。
でも、スタイルに関してはそういう商業主義的
なものが好きなんですよ。」
と言っている。

意固地さを形成するものがあったそうだ。

平井堅さんの立場はどんなんだろう?
いくらやっても、自分の
やっているポップスに
独自性・オリジナリティが
ないじゃないかっていう批判を必ず
受けるところから出てきているのではないか。
この居心地の悪さかな。(屈辱感とまで
いえるかどうかわからないけど)
(推測の域を出ないんだけどね)

あと、今はただのポップスを作ることの
コストが本当に安くなったと思う。
リズム作るのも簡単になったでしょ。

だからこのアルバムは、
「FAKIN’POP」っていう
題名が付けられていると
思う。
(さっきMSNの特集見たけど
そんなことまったく書いてなかった)(苦笑
(まったく反対の言葉を使うことに
よって肯定の意味が生まれる場合も
あるし、また欠けているものに対する
愛情なんてことが書いてある。)
(でも最初に書いた文脈で
アップしてみる。昔ラジオ番組で
DJやっていたのをよく聞いてたけど
全然ストレートじゃなかった。)

この「FAKIN' POP」。
かなり良くできたポップス。

シングル・ヒットした
Tr1「POP STAR」はよくできた
過去に聞いたポップスを
作り直した感じがある。

やっぱPVの昔風の
レトロな味付けが
すべてを表していると思う。

昔のディスコの影響大の
Tr6「Fake Star」。このアレンジ大好き。
「Fake Star!!!」「That’s me」
ひねくれてるよね。

このCDある程度のセールスは
いっているらしいし、
アマゾンでのコメントも良いものが多い。
このCD買っている人って、
なんか20代後半から30代の
女性が多いような気がする。

普通のポップスでは飽き足らない
女性。酸いも甘いも知っている。

受けての立場に立っても、

「エレガントに立ち回って
獲物を狙う」Tr2「君はス・テ・キ
のヒップ・ホップ感や

“You Set Me Up. Bad Girls”
Tr7「Upset」の面白い構成

切ないTr9「哀歌(エレジー)」。
「この手で この手で あなたを汚して」
かー。きついっすね。

は、ありだと思う。

でもね、いくつになっても女性は
14歳の頃の「私」がいるって
松任谷由美さんがテレビで言っていた。

だから
ポップなメロディにのせて
「思いが募るほどに
直接顔見ては言えない」
Tr3「君の好きなとこ」も
あり。

「大好きと書いたボールは
まだ渡せないまま」の
Tr4「キャンバス」
なんてのもありかなとも思う。

Tr11「バイマイメロディー」
でのハウス・ビートにのって
希望を歌うのもありかなとも思う。

特別なのはTr13「写真」。
本当はもっと複雑なものとは思うが、
できれば、こんな思いはしたくない。
まぁ少なくとも10年くらいはね。

ここにある曲はすべて
以前にあった曲の影響を受けて
それを下敷きにして
できたものであると思う。

だから丸山茂雄氏の2年前のエントリー
サントリーサマーフェスティバル2について、

 私のような客は「ロマンティックなメロディーの
 どこが悪いのですか?」とか 「誰かの影響なしに
 作品を作ることなんか不可能ではないのですか?」
 と質問したくなります。


っていうのが、すごく心に響いてしまう。
「現代音楽」についてのエントリーなんだけど
一般的にどの音楽でもあてはまると思う。

そして、人それぞれに音楽についての
趣味嗜好があると思うけど、
山下達郎氏の言う
「僕にとっての音楽のよしあしってのは、
ガッツの問題なんですよね。ガッツじゃ
なければ、一つのスピリットっていうかなぁ。
うまく言えないけど」。
この「思い入れ」がすごく音楽の質を決めていく
ような気がする。

この「思い入れ」が人との差をうむ
と思う。
単なるポップスではなく、ROCKというか
俺はこれがやりたいんだよっていうのが
欲しいんですよ、自分は音楽から。

「ふざけるんじゃないよ、これがやりたいんだよ!!!」
っていう音楽が好き。
だから、このアルバムでは
特にそれが感じられる
Tr9の「哀歌(エレジー)」と
Tr2の「君はス・テ・キ」が特に好き。

注)池田先生の「まぐれ」ってこのまぐれ
のことですのでかなりニュアンスが普通のまぐれ
とは異なります。単なる運だけというニュアンス
ではないのは確かです。
半分賛成というのは「まぐれ」のニュアンス
のわからなさからきています。
“Black Swan”読み終えたらわかるでしょう。

あとteruyastarはかく語りきさんのエントリー
かなり面白いのですが、「ヒットの法則」
についてはうなずけます。ただ「名曲」
ということばの理解の問題かもしれません。



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