Crazy For dos and don'ts

音を楽しむことを。日々の無常を。心の遊びを。

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奥田民生最新作。
「Fantastic OT9」。

このアルバム、
もしかしたら奥田民生の
最高傑作ではなかろうか?

最初から最後まで
ずっと集中して聞いたが、
圧倒的な楽曲のライブ的完成度。
このアルバムの各曲が
全体で心をわしづかみにするような。

シングルで出たのは
最初のT1「イナビカリ」
とT13「無限の風」だけ。
こいつらと最後の曲T14を抜かして初めて
聞く曲ばかり。

最後の2曲T13T14と途中のT4「愛のボート」
を抜かして、全曲ベース小原礼
ドラムス湊雅史、キーボードに斉藤有太
で演奏されている。

ベース小原礼とドラムス湊雅史は
自分が好きな「COMP」で
「快楽ギター」を演っている。

やっぱりツェッペリンっぽいのが、
T9「ちばしって」(注)修正
T10「今から海を」。

ドラムスがジョン・ボーナムぽい
ライドシンバルにビートを
きかせてたたき
重たいスネアを聞かせるT9。
キーボードは80年代ぽいが。

T10はツェッペリン
“Houses of The Holy”の二曲目
”The Rain Song”の
はじまり部分を感じさせる
アコギのイントロがイイ。

まず、ギターのあばれまわる感じがイイなぁ。
ライブ的な発想で録音されたらしい。
ちとリズムがおくれたりする
ところがあったり、すごくおもしろい。
インプロ的にギターが長いところが
大好き。



このアルバム、やっぱり奥田民生は
歌詞の音(オン)に
こだわると感じさせる。
T6の「アドレナリン」なんかは
特にそう。
この曲、たぶんメロディ先だと
と思わせる。
メロディができていてサビの部分
に何をいれようと悩んで、
「ア~ドレナリン」。
それで全体の歌詞を決めていった
ような気がする。

実は、山崎まさよしのベストにも
「アドレナリン」って曲がある。
この曲の場合は、意味先から
できた曲なんじゃないかな?
「アドレナリン」入ると興奮するじゃないっすか。
こちらはAgitation曲。

以前 奥田民生はROCKに近い
と書いた。
それは、だらだらとDRYに歌って
いるというのもあるが、
音(オン)にこだわるということも
いえると思う。
日本語なんだけど歌詞の
音(オン)にこだわり、
歌を楽器のように使う。
彼の声は今は楽器なんだなと
思う。

この曲は言葉そのものに意味が
あるというよりは、曲全体から趣旨
を感じられると思う。
「ア~ドレナリン」だったら
「しちゃったんだから、しょうがないじゃん」
って感じかな。

もちろん、「無限の風」のように
奥田民生の気持ちが言葉
そのものにでている歌もあるが。


今は、日本語って言葉
としてまずいことになっているような
気がする。

今の若い子が悪いという
わけではない。

「日本語が本来の性能を発揮するには前提がある。
それは価値観や、常識といった情報が、
話し手と聞き手の間で共有されているという前提だ。」
(cf.「『関係の空気』『場の空気』 冷泉彰彦著)

言葉を投げかける
ことによって他者と突き放される
危険性が現代では特に
大きいような気がする。

言葉によって人間が規定
されてしまうのなら、いっそのこと
言葉そのものに直接、
あまり意味を持たせなければ。
もっとコミュニケーションはうまく
いく場合があるのではなかろうか
とも思う。

POLICEの“Do Do Do,De Da Da Da”
が頭に浮かぶ。80年代だけど。
“And when their eloquence escapes me
Their logic ties me up and rapes me”
「饒舌はひとをすくう。でも、
そのことばはひとをしばりつけ、おさえつけてしまう」
そんな感じ。(コメント欄で修正

このアルバムでも数曲の例外があるが、、、。



このアルバムの最後の曲。
T14「明日はどうだ」はイイ。
スティーブ・ジョーダンらとのコラボ
である。
もちろんスティーブ・ジョーダンは
日本語がわからない。
曲の打ち合わせはほとんど
音楽だけで行われたらしい。
ことばそのものがわからなくても
成立するコミュニケーション。

「明日はどうだ!!」
明日はマックラだ。
マックラだけど「ずんずん」
「ぐんぐん」進むんだー!!!
ピッチの高いスネアで
ぐんぐんおしてくる。
最後のシャウトがイケてる。
アルバムの最後を飾るのに
ふさわしい曲。

最高!!!

注)最近月刊カドカワ
奥田民生特集読んでたら、
亀田誠治×奥田民生の
全曲解説が「ゼッして」た。
(奥田民生の造語)
とにかくすごい解説で、
目からウロコ。

この本読んで、やっぱり
人によって感じ方違うなと
再確認。

今回のエントリーって、
ちょっと論理から論を進めて
しまっている感があって、
なんとなく、しっくりこない。
いつもはね、感覚→論理という
筋道でまずければ修正して
書いているつもりなんだけど。
途中の「日本語の閉塞感」
のところはね、奥田民生の
歌詞が自分でもよくわからない
ところが多いから、かなりの失敗。

それにもともと湊雅史さんのドラムって
ジョン・ボーナムだからね、
最初に決めつけて書いてしまった
からまずいことになった。

なんか、「これは違うんじゃない?」って
とこがあったらドシドシコメント
ください。けっこう見られている
みたいだから。


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コメント

http://en.wikipedia.org/wiki/De_Do_Do_Do%2C_De_Da_Da_Da

Wikipedia英語版によれば、このThe Policeの曲は、「単純なことがいかにパワフルであるのか」ってことを伝えたかったものであるらしい。

だから、この文脈での引用はあまり合わないかもしれない。

  • 2008/02/03(日) 00:09:19 |
  • URL |
  • 自己補足3 #-
  • [編集]
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