Crazy For dos and don'ts

音を楽しむことを。日々の無常を。心の遊びを。

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村上春樹デビュー作。1979年。
群像新人賞受賞。

自分が村上春樹の本を初めて
読んだのが「海辺のカフカ」から。
今は「世界の終わりとハードボイルド
ワンダーランド」を読んでいる。
ファンではあるが、それほど
読んでいない。

「海辺のカフカ」では、ある意味
コミカルな登場人物の話が同時並行的
に進行し、時空座標が捻じ曲がり、
異世界で事件が続く。
この本には賛否両論があるが。

これすごく、デビッド・リンチ監督の
「ツイン・ピークス」や「マルホランド・
ドライブ」につながるような。
デビッド・リンチは「エレファント・マン」
からのファン。

そんなわけで、自分も村上春樹のファン
になった。

ここ2年くらいいつも
持ち歩いて眺めているのがこの本。

「風の歌を聴け」の冒頭。「僕」は言う。
「今、僕は語ろうと思う。
 もちろん問題は何ひとつ解決していないし、
 語り終えた時点でもあるいは事態は全く
 同じということになるかもしれない。
 結局のところ、文章を書くことは自己療養
 の手段ではなく、自己療養へのささやかな
 試みにしか過ぎないからだ。」

自分の中にある「何か」を出す。これが
目には見えないが誰かに届く可能性がある
としたら、それは本当に「ささやかな
試み」以上のものがあると思う。

 
 
 この本の時点で作者は、良い文章について
 彼の愛するデレク・ハートフィールドの
 文章を引用する。
 「文章をかくという作業は、とりもなおさず
 自分と自分をとりまく事物との距離を確認する
 ことである。必要なものは感性ではなく、
 ものさしだ。」

自分は「ものさし」ではかるのが苦手だ。
「ものさし」をはかりそこねて
近づきすぎることがしばしば。

ブログを書き初めてまだ5ヶ月ほど、
これからも、多分いつまでも「恐る恐る」
「ものさしを片手に」書いていくしかないと思う。



この本で一番好きな箇所がある。
 「『あと25万年で太陽は爆発するよ。
  パチン・・・OFFさ。25万年。
  たいした時間じゃないがね。』
  風が彼に向かってそう囁いた。
  -中略ー
  『ひとつ質問していいかい?』
  『喜んで』
  『君は何を学んだ』
  大気が微かに揺れ、風が笑った。
  -中略-
  若者は、そっと引き金を引いた。」

引き金をひくほど若くはない。


とにかく、映画では淀川長治氏ら、
音楽では萩原健太氏ら先達には
当然遠く及ばないが、
書き続けていけばずっと先に
何かがあるのでは?と思っている。


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村上春樹

村上春樹 村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は、日本の小説家、米文学翻訳家。来歴; 生い立ち: 京都府京都市生まれの兵庫県西宮市・芦屋市育ち。住職の息子で国語教師でもある父と、大阪の商人の娘である母の間に生まれる。兵庫県立神戸高

  • 2007/10/04(木) 05:58:55 |
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