Crazy For dos and don'ts

音を楽しむことを。日々の無常を。心の遊びを。

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2007年 
クウェンティン・タランティーノ監督作品。

Grind Houseとは、
「かつてアメリカの大都市周辺に
数多く存在し、刺激的なインディーズ映画
ばかりを2~3本立てで上映して
いた劇場のこと」。
この劇場での映画はフィルムは
多くても「20本程度しかプリント」されず、
「使い回し」が激しいため
「フィルムには派手な傷、とび、ブレが生じ」
てしまう。
この映画ではそれを再現している。

題名は現代においては存在しない
仮想の(でもなんかFunkyな)Grind House
で上映される映画ということかな。

物語の内容は、あえていうなら
Bad Girlsが主役の映画で、
そこに“ICY HOT”スタントマン・マイク
(カート・ラッセル)と彼の愛車“Death Proof”
がからんで、物語が進行する。

見終わった感想は「まじでおもしろいじゃん」
だった。昨年9月に公開されたときに
劇場で見るはずであったが、見れずじまい。

評判がよく、すごくいいと言われていて、
すごく期待していた。
やっと、最近このDVD‐BOXを手に入れて
見てみた。

出だしからして尻だもんなぁ。
いいっす Mr. Q。
相変わらずくだらない会話がいい。

最初の部分の会話は、
“Girls Just Wanna have Fun”的な
感じで自分のGeek魂は
それほど揺さぶられないが、
イントロでBad Girls
の雰囲気を出すのに
すごくいい。

さらに後半に出てくる
「バニシング・ポイント」話や
キル・ビルのスタントをしたZoe the Cat
の話は大好き。

カーチェイスはもう最高。
特典映像でMr.Qが
「3本の指に入るカーチェイス映画を
作りたかった」と言っている。

カーチェイスと言えば、「マッド・マックス」
シリーズやら、「フレンチ・コネクション」
「48時間」なんか大好きだけど、
この映画のカーチェイスはほんとにいけてる。
よくできている。

見どころは多いけど、
ゾーイ・ベル
Zoe the Catの演技が好き。
スタントとしてもすごいし、
話し方も好き。

以前のエントリー「腰VS脳!?」
書いたが、現代において、
この映画の中での、
肉体的表現は、稀少なものだし、
すごく楽しめるものだと思う。

デジタル化された現代文化の中で、
アナログの良さが
これでもかってほどに
わかる映画。

あとやっぱりタランティーノ映画で
欠かせないのが音楽だよね。

前半の方で、テキサスの田舎町の
Barのジュークボックスでかかる
音楽がStaxであったりする。
(StaxレーベルのEP盤が写るシーン
がいいアクセント)。

一番好きな部分が、
Coastersの“Down In Mexico”(1956年)
まさにR&Bチューンで
ヴァネッサ・フェルリト
が「くねくねダンス」をするところ。
こういうダンスシーンがあるところが
タランティーノ作品のいいところ?

こういうR&Bチューンがある一方で、
エンディングは、
シャンソン歌手として有名な
セルジュ・ゲンズブール作品のカバーで
April Marchの“Chick Habit”(1995年)。
この曲がすごくこの映画の
古くて新しい感じにぴったし。

このDVD‐Boxヴァージョンでは
6枚DVDがついている。

2枚は“Death Proof”とロバート・ロドリゲス
の“Planet Terror”一枚づつにそれぞれの
特典映像が1枚づつの計4枚。
あとの2枚は、アメリカで
Grind Houseとして上記2本を一挙に
上映したものがついている。

アメリカで上映された形は、
上記二本を一挙に上映して、間に
Fake(にせ)映画の予告編を4本
入れたらしい。これがこの
DVD‐BOXには入っている。

こっちのアメリカ版の方が
Grind House的なもののような
気がする。

ウィキペディアによれば、
アメリカ本国では、製作費に
及ばない興行成績だったらしい。

実際、アメリカで上映されたものと
日本で上映されたものでは
かなり異なる。

前半部と後半部をつなぐ部分は
かなり違うし、
自分の好きな
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
が車の中でイヤホンで音楽を聞きながら
“Baby It’s You”を歌うシーンが
アメリカではカットされている。

かなりアメリカ上映作品とは違った
内容になっていて、
アメリカ版からの変更には
編集のサリー・メンケ
に功があると思う。

Mr.Qが“the Ceiling”(限界)を
見るのはまだまだ先なんだろうな
という気にさせる映画。
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2007年10月
「ガンジス河でバタフライ」
メ―テレ開局45周年記念作品。

ドラマの方は見過ごしてしまい、
内容もほとんど知らず初めて
見た。

最初見た印象は、月並みだけど
インドのすごさ。
インドの人の彫りの深い顔、
インドの人の人としての濃さ。
これは単にイメージだけかもしれないが
景色の色の違い。
ちょっとブラウンっぽい。

物語はコルカタ(カルカッタ)
近くの国際空港から
始まる。

インド行ったことないんす。
だからグーグルマップで見た。

バングラデッシュに近い
コルカタ(カルカッタ)、
から北西に内陸に向かい、
ブッダガヤ、バラナシ
へと続く。
これも一つのインド。

もう一つのインド。
インドではIT関連が好業績らしい。
業界首位のタタ・コンサルタンシー・サービス
はインド西岸のムンバイが本拠地。
業界第二位のインフォシス・テクノロジーは
インドの三角形の先の真ん中のバンガロール
が本拠地。
(「『今のインド』がわかる本」門倉貴史著)
同著によればインドは「世界で類を見ない
インド独自の経済発展」(P64)をしているらしい。

「実際、日本やアメリカは長い歴史のなかで、
農業経済→工業経済→サービス経済という
順番で産業構造が変動してきた。
しかし、インドは、(中略)産業構造が
農業経済から一気にサービス経済へと進んで
いったのである。」

「現在インド経済を牽引している
サービス産業は、
IT、製薬、医療、映画などだ。」

これらの高度な産業が発展できたのは、
「海外の一流大学に留学して勉強するなど、
一部のインド人の教育水準が突出して高いため
と考えられている。」
また、インド特有の文化的背景として、
「サービス業がカースト制度に縛られないという
ことも、その発展に影響していると考えられている。」

アメリカの大学で国際比較政治学を
教えている教授が、インドからの
移住者だったりする。すごい早口で
辟易してしまったが、面白い授業だった。

このドラマでも、
カースト制度に戸惑う
てるこの姿が描かれているが、
「職業が世襲される」産業と違い、
「ITなどの新しい産業分野では、
カーストに縛られることなく、
誰もが自由にシステム・エンジニアになれる。」

携帯電話の累計加入者数が
1憶5千万人ほど。
2005年末から2006年末で二倍
になっているそうだ。
だから、てるこさんが携帯電話で
日本に国際電話することは
リアルである。

しかしドラマの中で
大きく描かれる
インドも間違いなく
現在のインドである。
まさに自分の思い描くインド。
「農村部では、44%の家庭に電力供給
がなされていないといった状況」らしい。

人種、宗教、階級がうずまくインド。
最初はインドが主役。
気の弱いてるこは影が薄い。

でもガンジス河近くのバラナシに
来るころから、変わってくる。

最後のシーン、
長澤まさみさんは、
完璧にガンジス河をくっているよ。

主演 長澤まさみ、助演 インド
になっている。

「リュック一つで世界を旅する」
てるこさん(長澤まさみさん)はすごい。

「ずっと探していた、理想の自分って
もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた、日々と道のりを
ほんとは“ジブン”っていうらしい」
(「Progress」 スガシカオ)

“You did it!!!”
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ダンコーガイのブログ経由で
分裂勘違い君劇場の
グングン成長した人たち

マッチョというのはどんなに苦しい状況だって
泣き言なんて絶対に言わない生き物なんだ。


というエントリを読んで。

今、昔風の「マッチョ」って
欧米・日本であまり
いないのでは?と思った。

このエントリーで言うマッチョと、
昔風の「マッチョ」とはかなり違う
とは思う。

「『マッチョ』という言葉は
1970年代のフェミニストたちの
大発明で、このたった一語で彼女らは、
あらゆる男を自動的に悪役に仕立てあげた。」
(「女になりたがる男たち」エリック・ゼムール)
男らしさ。“Be A Man”。この言及ができなく
なってしまうのだ。フランスでは特に
そうであろう。

「アニー・ホール」
ウッディ・アレン監督作品。
1977年。
NYを舞台にしている。
この当時のアメリカは
Sexist的な発言が
許されたと思う。
NYでもそうだと思う。

自分はアメリカにいたことが
あるが、中西部の大学。
1990年代初頭で、
大学の学食で“Be A Man”
って会話が普通になされて
いた。

この映画の主演女優は
ダイアン・キートン。
ファッションなんかに
見られるように
ネクタイなんかして
ちょっとMasculineな感じ。
ウッディ・アレンに
“Be A Man”なんか言わない。

ウッディ・アレン扮する
アルビーは
ロブスターを捕まえる
のにアタフタして
きもちわるいを連発する。

その年のアカデミー賞作品賞、
監督賞を受賞した秀逸なもの。

冒頭部分で主人公の
コメディアンアルビーが
独白する。

“I never want to belong to any club
that would have someone like me for a member.
That's the key joke of my adult life
in terms of my relationships with women”

これはもちろん、
ウッディ・アレンの
得意とするジョーク。
すごく、情けないことを
言っているようだけど、
映画の中でこれが使われ
たりするとすごくおもしろい。
PessimistなのかOptimistなのか。
簡単にはくくれない。
ウッディ・アレンの
言葉はおもしろい。

ウッディ・アレンは
feminineとまでは
言えないんだけど、
まさにウッディ・アレンって感じ。

インテリで言語で
すべてを自己表現
する感じ。

ニューヨーカーは
話すスピードが
めちゃめちゃ速い。
自分は中西部からNYに遊びに
行ったときに
ウッディ・アレンのような
ニューヨーカーと話すことに
なったらどうしよう、と
戦々恐々としていたのを覚えている。
まぁ、どうにか通じたけど、、、。

I like “being reduced to a cultural stereotype.”
なんて会話があったら奇跡に近い。

ウッディ・アレンの映画は
時代とともに変化していると思う。

ウッディ・アレンの最近の作品を2作品見た。
一本は「マッチ・ポイント」。もう一本は
「タロットカード殺人事件」
どちらも、主演のスカーレット・ヨハンソンが、
すごく女性的。Masculineな感じはほとんど受けない。
「マッチ・ポイント」はすごくよくできた映画で、すごく楽しめる。
プロットがよく練られているのもあるが、
女性の描き方がおもしろい。
この作品の中で、主人公の
男は「マッチョ」的。
でもドストエフスキーの「罪と罰」
を読むインテリな面もある。

フェミニズムの人には怒られそうだが、
筒井康隆氏の諸作品や、エリック・ゼムール氏
の本にあるように、以前は女性的と
言われた価値観が主流になってきている。

この中で、ウッディ・アレンの作品の
中での女性の変化はおもしろい。
必ず、主流(ハリウッド)とは
別の流れを描く。
ここで言うハリウッドは
“Mr.&Mrs.Smith”なんかかな。


でも、女性って謎だな。ホント。

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