Crazy For dos and don'ts

音を楽しむことを。日々の無常を。心の遊びを。

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“Singing in the rain” の邦題。
同名ミュージカルでジーン・ケリーが
土砂降りの中でタップを踊るシーンで
使われているのが最初らしい。
すごく明るくて、雨がすごく心地よく
響く曲。

しかし、自分にとって「雨に唄えば」
は、キューブリック作品のそれ。

「時計じかけのオレンジ」1971年イギリス。
監督スタンリー・キューブリック。

近未来のロンドン。不良少年4人組が、
ロンドンで、窃盗、暴行を働くのが
前半部で、その一人が捕まり収監されて
しまうところから始まるのが後半部。
という筋。

今お笑いで第一線の活躍をしている
ガレッジセールは深夜の東京テレビで
この4人組の格好をして番組に登場して
いたりしたから、影ながらこの映画の
ファンは多いのでは。多分。

この映画で、四人組が金持ちの夫婦宅に
押し入り、奥さんに暴行を働くシーンが
ある。四人組の一人がそのシーンで、
「雨に唄えば」を歌う。

すごいミスギャップ。この曲が流れると
あの暴力シーンが蘇り、暴力に対する
嫌悪感、後味悪さが出てくる。
以前ブログで人それぞれにその場面
でBGMが流れていると書いているが、
暴力シーンを見ると自分は「雨に唄えば」
が出てきそうになる。やばい。

通常サントラで音楽が使われる場合、
その場面の叙事的なものであったり、
間をつぶしたいために使われたり、
叙情的なものであったり、反対に、
有名な歌自身から映画が出来て
しまうこともしばしば。

ところが、このキューブリック映画
では、音楽はその反対の方法で使われて
いる。

なんかちょっと違うかもしれないが、
人が死線さまよっているときに、
Beatlesの“Here comes the sun”を歌う
ような残忍さ。というか滑稽さがただよう。

映画にとって音楽がこれほど大事というのが
わかる映画。

キューブリック映画では一番好きな映画。

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テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

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ONE PLUS ONE aka SYMPATHY FOR THE DEVIL のDVDを見た。
1968年。監督ジャン・リュック・ゴダール。
ゴダールの映画を見るのは3本目。
「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」そしてこれ。

ローリング・ストーンズの
“Sympathy For The Devil”
のレコーディング風景を追ったもので、
途中その風景以外にメッセージ色
の強い映像が入る。

今は亡きブライアン・ジョーンズが
しっかりギター弾いているし、
キースも若くてかっこいい。

こんな映画初めて見た。
この映画は当時の社会情勢なし
では理解できない。

すごく閉塞していたんだな、この頃。
ゴダールがつけたタイトルが
”ONE PLUS ONE”。
プロデューサーがつけたタイトルが
商業的に「悪魔を憐れむ歌」。
このDVDにもこの2タイトルが
別編集で収録されている。

最初映画のタイトルがまったく
わからなかった。
ONE PLUS ONE?
“ONE ON ONE”の方
が色っぽいじゃないですか。
ホール&オーツの曲のように。
なんぞ思っていた。

途中からなんとなくわかった。
ゴダールがこのタイトルにこだわった意味が、、、。

その頃の政治状況では 
ONE PLUS ONE≠TWO。多分。
弁証法ではONE VS ONE=Something。多分。

でもマルクス的弁証法の政治的実現可能性は
まったくなくなったものな。

でも、音楽では、ONE+ONE=TWOまたはそれ以上。
の場合がよくある。
ストーンズのこの曲。リズムが後ろノリで
R&Bそのまま。パーカスのノリも最高。
この黒人のノリで、ミックがシャウトし、
キースのギターがうねる。

いい映画見た。
ゴダールのこの曲を
選んだセンス最高っす。
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先日に続いて「オリバー・ツイスト」。
平成18年作品。「戦場のピアニスト」
でアカデミー賞受賞のロマン・ポランスキー監督。

「オリバー!」(1968)のリメイク。
筋はほぼ同じだが、ミュージカルでは無い。

音楽はクラシックで、ちと低音系の弦楽器を多用。
今回は音楽は従である。

なぜ、このフランス・イギリス・チェコ映画で、
「日本映画復興」なのか。

見て10分ほどで、驚いた。
これって「ハウルの動く城」?
「千と千尋の神隠し」?
キャラクター設定、食べ物の食べ方、
役者の動き、カメラ割、カット、
色、日差しの感じ。

すごく影響を受けている。宮崎駿作品に。

ベン・キングズレー扮するスリ団の頭領は、
「千と千尋の神隠し」の湯婆婆にそっくり。
宝石を眺めるシーンは特に。

途中で登場するナンシーが乗る黒い馬車は
「ハウルの動く城」で魔女が乗る人力車に
ドアの開閉の間合いまでそっくり。

少年が走るときのしぐさ、
パンの切り方、服の着方。
途中で「ハイジ」の実写版などを見て
いるような錯覚におちいる。

ポランスキー(ポランスキ?)は
好きなんだろうな、宮崎駿作品!。

昨年は、日本映画の興行収入が
外国映画のそれを上回った年。
その年に公開されたアカデミー賞監督
の最新作があきらかに日本映画に
影響を受けている。

面白かった。。。 このページのトップへ

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